活動報告
(旭区保健センター分館にて)
今年度最後の連携推進会議(全体会)が開催されました。
区役所担当者から、先月の区民啓発講座「旭区で最期まで生きる~花子を支える医療と介護の仲間たち~」の来場者アンケートについての報告がありました。講演会の内容については、92%以上の方が『良かった』と回答。『医療と介護の連携がよくわかりました』『楽しく理解できた』などの感想もいただきました。
しかし、「このような医療と介護の専門職について知っていたか」の質問については、53%の人が『知っている』に留まりました。「かかりつけ医と自分の看取りについて話した事があるか」の問いについては、『したことがある』は29%でした。
このアンケートの内容は今後「人生会議(アドバンスケアプランニング)」の取り組みをする中で参考にさせていただきたいと思います。
他には、当支援室からは「旭区における高齢化と在宅医療対応状況についての調査と考察」についての報告をさせて頂きました。これは、平成28年~30年まで相談対応のための情報収集として在宅医へのアンケートを行ったものをまとめ、考察を加えたものです。
来年度からも在宅医療の対応状況については調査を継続して行いできるだけ最新の情報で相談対応できるように努力していきたいと思います。
また、今回は多職種研修として、エンブレース株式会社による『メディカルケアステーション(MCS)」で実現する多職種ネットワーク』も実施されました。これは、旭区でも一部で利用されている多職種連携のためのツールです。
当支援室が以前実施したケアマネジャーへの「看取りアンケート」からも『主治医や訪問看護、介護職とのタイムリーな情報共有が難しい』との意見が多数ありました。このシステムを活用しているすずらん訪問看護の稲本氏から、看取りの場面でのMCS活用についての報告を頂き大変参考になりました。
セキュリティー面でも安心で使いやすい情報共有システムは、今後の医療介護連携には欠かせないものとなるでしょう。