ニュースレター
ニュースレター7号
発行日:2019/10/30
更新日:2019/12/31
令和元年度 第1回多職種研修会が開催されました
病院MSWとケアマネージャーの連携~共有しよう!!入退院の困りごと~
- 実施日時:
- 令和元年10月25日(水)13:30~15:15
- 会場:
- : 旭区医師会館3階
- 出席者:
- 旭区内のケアマネージャー 23名
- 病院入退院支援担当 9名
- (関西医大総合医療センター、済生会野江病院、福島病院、藤立病院、牧病院、真心会病院)
- 病院入退院支援担当 9名
- 実施内容:
- ①入院早期からの多職種連携による支援が求められる理由(入退院支援の手引きも参考に)
- ②入院時の情報共有や連携の現状(アンケートより)
- ③事前アンケートからの質問について
- ④多職種間グループワーク「入退院の困りごと」
①連携の必要性・入退院支援が必要な人とは?
入退院支援におけるケアマネと病院相談員との連携を考えていくために、まず思いを共有する最初のグループワークとしてそれぞれが考える「入退院支援が必要な人」について話し合いました。
独居、身寄りなし、入退院時の状態変化が大きい、認知症、癌末期、虐待事例の介護拒否ケース、在宅医療が必要な方、介護力が弱い、ストマ管理・・・など、たくさんの意見が出されました。
- 利用者の退院後の生活を支えるためには、「本人の生活や価値観を知っている」ケアマネと「医療的判断や予後予測を理解している」病院との入院早期からの連携・情報共有が不可欠となることが導き出されました。
②入院時の情報共有や連携の現状(アンケートより)
ケアマネージャーの多くが、入院時速やかな情報提供を行っている一方で、病院からケアマネへ必ず連絡している答えたのは4人に1人にとどまりました。
- 病院とケアマネージャの認識・判断は一致しないことがあるので、病院も入院早期からケアマネジャーとの連携を意識するという課題が見えてきました。
一方、病院関係者の95%が、ケアマネージャーからの情報提供がとても役立っていると回答。
- 特にその人の生活環境や価値観を考えるための、ケアマネージャー視点による情報がとても役立つというご回答が多数ありました。
③事前アンケートの質問に本音で話す
9月実施の事前アンケートでの、病院関係者およびケアマネジャーさんからの質問や要望等について、皆さんにインタビュ―して回りました。普段なかなか聞けない本音や、貴重なご意見をいただき、研修後のアンケートには「お互いの仕事や立場・事情について理解できた」との声がありました。
④多職種グループワーク「入退院の困りごと」
最後に、病院関係者とケアマネージャーの皆さんが、お互いの入退院の困りごとについて話し合いました。時間ギリギリまで議論が尽きませんでした。
今月のスタッフひとこと激しい雨の中、大勢の病院関係者とケアネージャーの皆さんが、相手の立場を尊重しながらも本音で自由闊達な議論を展開し、休憩時間中もずーっと名刺交換や意見交換されている姿をみて、改めて旭区の専門職の意識の高さを感じました。本当にお疲れさまでした。今回の研修で深まった交流を、更に深めていけるよう、今後とも研修会を企画して参ります。