【Sample】会長あいさつ
旭区医師会は医療を通して地域社会に貢献いたします。
旭区医師会は旭区行政、歯科医師会、薬剤師会、看護職、メディカルスタッフ、介護職、福祉職の方々と連携をとりながら、あらゆる世代の区民の皆様に最適な医療を提供し、将来的にICTやAIなど情報テクノロジーを駆使した21世紀型の地域医療体制を目指します。
大阪市旭区医師会ホームページにアクセスいただきまして、ありがとうございます。令和2年6月に第22代旭区医師会会長に就任させていただきました焦 昇（しょうのぼる）です。
大阪市旭区は大阪市の中で最も京都寄りに位置し、弥生時代の森小路遺跡にもある様に古くから人々が暮らしてきた土地で、中世・近世においても摂津國東成郡として京街道の中継地点として京都と大坂の文化を繋ぎ、参勤交代の際の立ち寄り場所として栄えてきました。現在でも教科書に載るほど有名な千林商店街を始め商業活動も盛んで、また菖蒲園で有名な城北公園や特別天然記念物のイタセンパラ（板鮮腹、ビワタナゴ）が生息する自然豊かな淀川河川敷ワンドなどがあり大都市大阪の中にあって緑豊かな住環境に恵まれた地域です。
その様な地域で旭区医師会は昭和22年8月29日に設立され、70年以上の歴史を有します。ちなみに大阪府医師会は昭和22年11月1日に設立されて、長年にわたり両者は協同して活動をおこなってきました。
さて、医師会って何をしているところなのでしょう？
よく耳にする質問ですが、旭区医師会では以下の活動を精力的に行っています。
- （1）医療に関して
- かかりつけ医と近隣病院との間の患者さんの情報連携がスムーズにいく病診連携事業、救急患者さんのための救急事業、夜間・休日の患者さんのための休日・救急診療所への出務、予防医療としての予防接種事業、就学前幼児・児童・生徒のための学校医活動や健診事業、かかりつけ医を探していただくための地域連携室事業と医療・介護の円滑化のためのコーディネーター事業、がん患者さんのサポートや糖尿病・循環器疾患の重症化予防事業、最新の医学・医療・医術の進歩を取り入れるための医師会員への生涯教育等の実施
- （2）在宅医療に関して
- 在宅医療を支援するための医師会立訪問看護ステーション事業、在宅患者さんのための医療と介護をつなぐ在宅医療介護連携推進事業、在宅医療の担い手を支援・充足するための在宅推医療推進事業、在宅医療を知っていただくための市民講演会の開催
- （3）認知症に関して
- 認知症患者さんやご家族を支援する高齢者等認知症地域連携支援事業（あさひホットかんねっと）・医療や介護の暖かい傘に入っていただくための認知症初期集中支援事業（あさひさんさんオレンジチーム）・認知症の方の居場所作りとご家族を支える認知症カフェの開催、市民啓発としての認知症区民講座、認知症サポート医による医療活動支援
- （4）疾病予防、労働保健に関して
- 区民の健康保持に役立つ予防的公衆衛生事業、生活習慣病に関する出前住民講座、企業や労働者の活動と健康を支援する地域産業保健事業
- （5）介護保険関係事業として
- 介護認定のための介護認定審査会や障がい区分認定審査会への出務、ケアマネージャーさんや訪問看護師さんはじめ介護職とのICTを利用した連携推進
- （6）行政・地域団体との連携に関して
- 区役所や市役所などで開催される地域活動・保健・福祉・伝染病・公害・大規模災害への防災・防犯に対する種々の委員会へ出務し、医療者の目を通した未来を見据えた提言を地域に積極的に発信しています。
少し堅苦しくなる言葉が続きましたが、現在の旭区医師会の会員数は約200人で、上記の活動は医師会員が日々の診療の合間を縫って、自発的な参加や協力によって成り立っています。このように、旭区医師会は区民の皆様とともにあり、これからも今まで以上に皆様の健康回復、疾病予防、健康増進のお役に立つように活動を続けてまいります。新型コロナウイルス感染の蔓延の中、かかりつけ医を持つことは益々大切になっています。かかりつけ医が見つからない時、このホームページを参考にみなさん自身でご本人・ご家族のかかりつけ医を探してみられてはいかがでしょう。
明るい未来展望として、コロナ禍の中で認識が新たになったICTやAIなど情報テクノロジーを駆使した21世紀型の地域医療体制を見据えた活動にふさわしい人材育成を目指しています。
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。
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