ニュースレター
推進会議Bグループ第1回会議が開催されました
- 実施日時:
- 令和3年10月20日(水)14:45~16:00
- 会場:
- 旭区保健福祉センター分館1階
- 参加者:
- Bグループメンバー19名
- 実施内容:
- ①今年度のメンバー紹介
- ②「旭区コロナ支え合い事業」について
・区役所より(尾原さん)
・あさひ看CANねっとより(津瀬さん) - ③介護現場の現状について考える
・あるヘルパー事業所からの手紙
・新聞記事の紹介
・ヘルパー連絡会より(近藤さん)
・ケアネットより(河内谷さん) - ④意見交換(介護現場の現状について)
「旭区コロナ支え合い事業」について
最初に、旭区役所の保健師尾原さんより、①旭区における第5波の状況報告(件数、対象年齢) ②活用状況 ③事例報告 について、説明いただきました。
次に、実際に訪問されたあさひ看CANねっとより以下のご意見を頂きました。
(要約)
旭区を東西に分けて担当して回っていた。私たちの中では、もっとニーズが合ったのではないか?なぜつながらなかったのか?という想いもある。
この事業を担当しているものに対して、守上先生からPCR検査の声掛けを頂き助かった。
第5波では、若年層が多かった印象があるが、今後、高齢者が増えると、介護職(ヘルパーなど)の介入が必要。正しく恐れるためのPPEを介護職へ広めたいと思っている。
また、コロナの後遺症のフォローの必要性を感じており、介護職向けのアフターコロナの研修も企画している。
実際に訪問すると、パルスオキシメーターがない人や、メディアで「今度のウィルスは急変する」など不安をあおる情報があり、誰とも接していない為、正しい情報が得られないまま不安に過ごしている人が多く、訪問するとすごく喜んでもらえた。
陽性になってから保健所からの連絡が遅いと不安が増す。
リモート、オンライン診療があれば安心したかもしれないと思っている。直接相談できる仕組みがあればと思う。
(あさひ看CANねっと津瀬さん)
介護現場の現状(意見交換)
人手不足やヘルパーの高齢化問題等、現在のヘルパー事業所が抱える深刻な問題について共有するための意見交換を行った。
今回、このように取り上げてもらえるとお話があり、自分なりにも連絡会でメンバーから聞き取りを行ったが、やはり担い手不足から新規を取れない、その為に収益不足、またヘルパーの確保が出来ないとの意見が多かった。
人材派遣会社を頼るとすごい費用がかかる。また、コロナで研修会が無くなりヘルパーの質のバラツキがあるという意見もあった。
ヘルパーは支援の輪の中でどういう立ち位置でいたらいいのかわからない。お手伝いさん扱いだったり、ヘルパーが提案しても、ケアプランの見直しに繋がらない。ヘルパーの力をどこまでみてくれているのか。
(ヘルパー連絡会 近藤さん)
人手不足のことやヘルパーの地位が低く見られることは、ケアマネの間でも問題として上がっている。ヘルパーの気づきがあってこそケアプランに繋がると思っている。本音を言えるように、小さいことから取り組みを始めたいと思っている。
(ケアねっと 河内谷さん)
仕事上ヘルパーさんと接する機会があるが、大変なお仕事。賃金の低さも含め、仕事が評価されていない。若い方が働きたいと思うよう、魅力のある仕事にしないと、事業継続が難しい。
(歯科医師会 水谷先生)
次回の会議のお知らせ
■ワーキングAグループ会議(第2回)
- 日時:
- 令和3年11月17日(水)13:30~14:30
- 場所:
- 保健福祉センター分館1階
■ワーキングBグループ会議(第2回)
- 日時:
- 令和3年11月17日(水)14:45~15:45
- 場所:
- 保健福祉センター分館1階
参加者の声
【旭区支え合い事業について】
- 大阪市内でも先駆的な取り組みで、継続して行って下さると安心だと思います
- 自宅待機者にとっては、誰か来てくれることは、誰かが気にしてくれているということであり、良い取組だと思いました
- 第6波に向けて、現状の連携を続けていくと共に、備えをしていく必要があると思いました
- 第6波に向けて大変だと思いますが、ご相談する際はよろしくお願いします
- 他事業所(多職種研修)の本音をもう少し聞きたい。事業の大切さを理解しているが、旭区民にインフォメーションが少ないと感じています
- 家族全員や独居の方の罹患もある中、健康観察、訪問看護を行う事で、安心につながっていると思います。後遺症等についても、世代で状況が異なる場合があると思うので、対応方法について共有されることも効果的だと思います。
- こんな事があったのを知りませんでした。すみません…
- フットワークの軽い看護師さん達に、健康観察をしていただけると、急変への対応もスムーズかと思います。
- 内容は知らなかったが、今回この会議に参加させて頂き、知る事ができて良かったです。多職種の連携体制を構築していくことが大切だと思った。正確な情報を共有することが大切だと思います。
- 多職種連携で様々な意見が聞けて良いと思います
【介護現場の現状について】
- 慢性的な人材不足の打破するために地位の向上、報酬アップを多職種が声をあげていかなければと思います
- 病院等では面会が出来ず、転院よりも在宅を希望される方もいます。Nsだけでなく在宅介護も重要な役割があるため、頑張って頂きたい
- そもそも高齢化、認知症人口の増加で介護負担増、コロナでその問題があぶり出されたのだと思います。
- 介護現場の声をもっと聞かなければならないと思いました
- 職員の高齢化のみならず、固定する(その職場に定着してもらう)難しさも感じています
- 人手不足はどの介護現場でもある。介護給付に関することは、国に介護業界としてまとめて言えれば強さを持てる
- 他職種の方にも現状を知っていただけて良かったです。障害の方の支援の方が若い方が多いという話、高齢者介護に従事している身では分かっていませんでした
- コロナ感染者とアフターコロナの現場で大変だと思いました。まだまだ人材不足です。早く子供がなりたい仕事になれる様に頑張ります
- 今回のお話しでは、コロナ禍で、これまでもあった課題が浮き彫りになったとの考え方を共有できたと思います。待遇面、育成がしにくくなっている現状「ヘルパーさんの関わりによって、利用者の生活が向上していく」ということを打ち出すことが必要であるかと感じました
- 病院の現場でも同じで、ヘルパーさんが高齢の方が多く、老々介護のようになっている。若手のヘルパーさんがもっと増えてもらえるようになってほしい
- 若いヘルパーさんが増えるように、介護の仕事の一般の方への啓蒙と、報酬アップも必要と思います
【その他】
- 医療・介護職はoneteamであるのが理想
- Bグループの会を通しての「最終目標」が不透明ですので、教えて下さい
- 目的を毎回わかるように資料に記載して欲しい。その時のグループワークの題目と、どういう結論を出すか、方向性を明確にしてほしい
- 訪問介護という業界に向けての色々なご助言を聞く事ができてとても勉強になりました
- 介護の社会としての地位を上げる事が問題点としてあがりました。AグループもBグループも参加して感じましたが、いかにして旭区民にインフォメーションするかが大切だと感じました
- なかなか本音トークができる関係がつくれるようになるのは難しいと思いました