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ニュースレター16号
発行日:2021/12/06
更新日:2022/06/29
ニュースレター16号

推進会議Bグループ第2回会議が開催されました

実施日時:
令和3年11月17日(水)14:45~15:45
会場:
旭区保健福祉センター分館1階
参加者:
Bグループメンバー18名
実施内容:
①Bグループワークの目的の明確化
②入退院支援のアンケート結果から考える
③多職種研修会の提案
④デイサービスの現状について

旭区役所三浦さんから、改めBグループの最終目標について以下ご説明がありました。

  • 目に見える具体的成果物ではなく、医療・介護の連携を強化する
  • 顔の見える関係、そしてお互いに意見を言い合える関係を築く

その為には、まずはお互いの立場への理解を深めることが課題であり、具体的取り組みとして、前回は訪問ヘルパー、そして今回はデイサービスにスポットライトを当てて、それぞれの立場・課題等を多職種全体で共有していきたい。

入退院支援のアンケートから考える

【入退院支援についてのアンケート調査】
実施日:
令和3年9月
対象者:
(任意の)開業医、ケアマネ、病院MSW、地域包括
回答数:
23名

アンケートの中で特に印象に残った以下の回答を題材に、グループワークの後、お話しを聞いた。

Q1.入退院支援における課題と考えていること
  • 『急な入院を言われても難しい』病院MSW
  • 『急な退院を言われても難しい』ケアマネ
  • 『入院時に詳しい情報が欲しい』病院MSW
  • 『退院時に本人の状態が分かりにくい』ケアマネ

皆さんが、率直に話して頂いたことで、病院側、在宅側、それぞれの立場や思いを共有することができた。

また、コロナ禍での面会やカンファレンスの中止が、情報共有や連携を難しくしていることもあり、会えない時にも繋がれるリモートが一つのキーワードになるとの意見もあった。

こうしたことを踏まえ、2022年3月にリモートについて考える多職種研修会(シンポジウム形式)が区役所から提案された。

※多職種研修会:『リモート』をキーワードに(案)

デイサービス現場の状況

前回は、ヘルパー事業所が抱える問題にスポットライトを当てて意見交換を行ったが、今回は、デイサービス連絡会の坂本さんより、デイサービスの現状についてお話を聞いた。

  • デイサービスは担当者会議に出席できないケースが多く、現場での気付きはケアマネ経由でフィードバックしている
  • デイサービス連絡会は20以上の事業所が所属している
  • デイサービスは人と人との触れ合い活動であり、リモートの利用は不可能
  • カラオケは事業所によって再開するところが出てきた(再開したのは5事業所)。ただ、カラオケする時の感染対策をどこまでするかについては、事業所によって違う
  • 昨年はコロナ発生時に保健所の対応が遅くて、事業所を閉めるか非常に悩んだが、
    今は対応がずいぶん良くなってきた
  • 利用者で1人でも陽性者が出れば、その方と接触の無い利用者さんの家族にまで、PCR検査を求められて困るケースがある。ご家族の理解も必要

次回の会議のお知らせ

■ワーキングAグループ会議(第3回)
日時:
令和3年12月15日(水)13:30~14:30
場所:
保健福祉センター分館1階
■ワーキングBグループ会議(第3回)
日時:
令和3年12月15日(水)14:45~15:45
場所:
保健福祉センター分館1階

参加者の声

【入退院支援について】
  • 全ての方が情報不足に困られている印象を受けました。患者ご本人の自己管理能力にも、かなり左右されるのだなと思いました。ご家族の方でも、患者ご本人の状況を把握できていらっしゃらないということも印象的でした。
  • 入院時よりご自宅に帰られる方は、ケアマネージャーさんや訪看さんとは連絡を取り合って(特に入院前と状態が違う方)、退院後は安心して生活していけるように、多職種で連携を取って支援していきたいと思っています。多職種の中に薬剤師さんが入ることはなかなか今までなかったのですが、今後は連携をとっていきたいと思います。
  • 各職種間での情報連携をするIT化ができないか?医療はマイナンバーとの紐づけが始まったが、介護も紐づけてどの職種でも紐づきがみれれば、変化や注意点の共有ができる。情報管理の点から行政が中心でできるなら有難い。
  • 色々な立場、場所の方々の(オフレコ)の話が沢山あってとても良かったと思います。
  • オフレコな話が可能なら、もっと掘り下げたらお互いの事が分かり易いかなと思います。どのような流れで行われているのか、HPと在宅がお互いに知れると良いです。
  • 薬剤師が入退院時に情報交換することがあります。患者さんの服薬内容が、特に急な入院時には必要かと思います。Drからの情報で十分な時が多いかと思いますが、急な時は薬局に直接ご連絡いただければ対応しています。退院時にも処方変更がある場合など情報が頂けるとありがたいです。
  • 歯科に関しては、入院時に関わることは少ないです。あるとすれば、癌などの手術前の口腔ケア、退院時に関しては、関わることが本来はあるはずですが、連絡や依頼がある事はほぼありません。今後は歯科医師会も連携をとって行きたいとも思いますので、よろしくお願いします。
  • 病院の形態によっても困難さが違うのかも知れない。多職種で情報共有が大切と思いました。
  • MSWは在宅に帰る前に何が必要かも少し理解して欲しい。急な退院の対応が厳しいのは、デイのスケジュール、ヘルパー対応、福祉用具などオーダーするのに時間がかかるのも理解して欲しい。MSWより現場のナースやケアワーカーの方が本人(入院患者)の状態を理解しているので、聞き取りはその方が良いかも。
その他(自由意見欄)
  • 他職種研修会の課題ですが、「今後のコロナ患者の外来・入院対応」とても良い案と思います。顔の見える関係も大切ですが、どうしても顔を見て集まれない時のZoomやリモートをもっと浸透させる必要が高いと思っています。
  • コロナについてはまだ油断できないので、発生状況(事業所での)がリアルタイムで知れる仕組みがあるとありがたいです。
  • 毎回、各職種の話が聞けるのがありがたい。他の職種の大変さを知っていきたい。
  • グループワーク、まず現状の確認などから始まり、意見交換まで行くには大分時間がかかるものだと思いました。全ての話がとても勉強にはなるのですが。
  • 今後も在宅と病院との連携をざっくばらんに飲みながら話したいです。

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