活動報告

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「あさひ看CANねっと」会議に参加させていただきました!
開催日:2019/07/12
更新日:2019/08/07

旭区内の訪問看護ステーション連絡会である「あさひ看CANねっと」の7月会議に参加してお話しを伺ってきました。11事業所13名の看護師さんが参加され、2時間にわたり、連携の進捗状況、活動内容などについての報告のあと、今後の活動について話し合いが行われました。

当支援室からは、改めて医療・介護連携推進事業についての説明とコーディネーターの役割、今後の「看CANねっと」への協力についてなどお話しさせていただきました。

退院はゴールではなく暮らしの場に戻るスタートライン

「あさひ看CANねっと」は、「看護は続くよ、どこまでも」を基本指針に、旭区内での「看看連携」をすすめています。「看看連携」とは、病院の看護師と訪問看護師による退院患者についてのカンファレンス、診療所の看護師と訪問看護師との情報共有、相談等など、職場の違う看護師がお互いの看護の状況を理解し合い、必要なケアを予測し、患者や利用者を支えていくしくみです。

看護師同士で連携することの重要性を認識し意識を高めることが、人々の「ずっと安心」の実現につながります。課題提起として、入退院調整部門に看護師がいない病院が多い状況において、訪問看護師の退院前カンファレンスへ参加や、病棟看護師との連携などをいかに進めて行くかということなどが話し合われました。

災害時にこそ訪問看護師の力を

災害対策についても、行政や病院、その他医療・介護事業所と連携しながら進めています。
あさひ看CANネットでは地域防災マップ(写真参照)を作成、大きな災害発生時は、国道1号線を境に西と東に地区を分けて、それぞれの担当訪問看護ステーションを決めています。

緊急時は、①発電機、②処置を行うスペース(ソファーのある病院待合等)の確保が最重要課題であり、これをいかに実現するかについても話し合われました。阪神大震災の時はこれが確保できなかったため、結局、軽傷も含め多くが病院搬送となり、多くの地域医療関係者の活躍の場がボランティア等に限られてしまったとのことでした。

あさひ看CANねっと

その他、情報ネットワークツールであるMCSの普及の現状についても話し合いが広がりました。当支援室でも、区の推進会議においてMCSを利用しており、今後の医療・介護の連携にはこうした情報ネットワークツールが欠かせないものとなるでしょう。

今月のスタッフひとことmember01さまざまな事業所の看護師さんの熱い議論に参加させて頂き、あさひ看CANねっとの考え方、活動内容についても改めて理解することができ、貴重な会議でした。
看看連携や災害対策など非常に熱心な取り組みをされており、当支援室の在宅医療・介護連携につなげて行ければ、旭区の地域包括ケアの推進に大きく寄与するものと考えております。頂いたご意見など、当支援室の活動内容にも反映していきたいと考えております。

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