ニュースレター
多職種研修会が開催されました
ヘルパー・ケアマネージャーと医療との連携 ~気づきを医療へつなぐ~
- 実施日時:
- 令和2年2月14日(金)13:30~15:00
- 会場:
- 旭区医師会館3階
- 参加者:
- ケアマネージャー 14名
- ヘルパー 15名
- 訪問看護師 2名(旭看CANねっと)
- 医師 2名
- その他 4名 計38名
- 実施内容:
- ①「変化に気づき介護と医療をつなぐ確認シート」の説明と、事前アンケートの結果について
- ②事例ワーク ~確認シートを実際に使ってみよう~
- ③フリーディスカッション ~医療職へつなぐ際の悩みや困りごと、あるいはうまくいった例について、本音で自由に議論~
■①「変化に気づき介護と医療をつなぐ確認シート」
- なぜ確認シートが発行されたのか?
利用者の日常生活における変化に一番気づきやすいのは、普段身近で接している介護職、特にヘルパーさん。そしてその気づきを医療関係者に繋ぐ重要な役割も担っている。でも・・・
- 医療職へつなぐ難しさ ~事前アンケートより~
事前アンケートからは、せっかく気づきがあっても、医療関係者に報告することを躊躇されている様子がうかがえた。
■②確認シートを使った事例検討
事例に対して、実際に確認シートを使い、報告すべき様々な気づきを確認。
介護職からの気づきの発表に続き、医師・訪問看護師からは、注意すべきポイントや、予想される疾患についてご説明頂きました。
■③フリーディスカッション
介護職の皆さんの経験の中で、医療職に報告する際、困ったこと・悩んだこと、上手くいったこと・いかなかったことなど、参加者全員で話し合って頂きました。
最後に、訪問看護師の塩津さんから、「これまで連絡の受け手である訪問看護師の側にも、上から目線であったり、夜間や週末の対応等、問題があったと認識し、今真摯に改善に取り組んでいる。とにかく、気軽に相談して来てほしい。頂いた相談にはしっかりと対応する。私たちは、介護職の皆さんが、気兼ねなく相談できるような訪問看護師でありたい。」と、心強いお言葉を頂きました。
アンケート結果
(回答28名)
Q1. 研修に参加されていかがでしたか?
- ①とても良かった 18名
- ②良かった 10名
- ③どちらでもない 0名
Q2. 感想・ご意見、気づいたこと、感じたこと等、どんなことでも結構ですので、自由にご記入下さい。
- 医療職・介護職の垣根をとっぱらうということを皆さんが話されていて、新しい時代が始まるなと思いました。みんなで力を合わせていけることで、介護職として閉塞感を感じていたのが、少し明るく思えるようになりました。
- いつから・いつもと、どの様に違うか。常に気づきを意識しておくことが大切だと思った。土日祝日の対応をきちんと決めておく。
- 医療職からの話が聞けて良かった。看護師との距離が短くなったように思う。
- 訪看さんから、細かな事でも報告が欲しいと仰って下さったので安心しました。
- ヘルパーやデイから報告受け、報告するかどうか迷うような大した内容でなくても、相談した時、 「たいしたことない」と言われ、やっぱり・・・と思ってしまう。今日、看護師さんから、「それは、報告してくれてありがとう。という感じですので、何か気づきがある時は報告して下さい。」と言われ、こちらの気も楽になりました。
- 参加された方は皆熱心な方が多い。参加されてない方が・・・。お忙しいとは思いますが、温度差を感じる今日この頃です。ご利用者様のために、これからもがんばります。
- それぞれの職種のスタッフの連携がとても大切だと感じました。意見交換することで色々な知識を身につけることができました。
- ヘルパー、ケアマネ、ナースと、多くの意見交換ができ参考になった。これからもしっかり連携できるようにしていきたい。
- 訪看さんと相談できるのが心強いと思いました。
- 参加出来て良かったです。訪看さん、ケアマネさんとお話しして、聞いても良いんだと安心しました。
- こんな会に初めて参加しました。色々な情報が知れて良かったです。
- 訪看さんが頼れること心丈夫です!ありがとうございました。
- 介護職と医療が利用者のケアで(医療系)相談窓口があることで安心できる。
- いろんな多職種の方と意見交換できてよかったです。
- どんな事でも相談していいんだと、積極的な気持ちになれました。
- ヘルパーさん報告あげても対応してくれないCMがいて困ったという話があった。報告を聞き、利用者の状態を把握して対応していくCMでありたいと思いました。
- 次回も楽しみにしています。
- 具体的解決方法を学べて良かったです。
- 医療職と介護職の連携の必要性を再確認できました。
- 他の事業所のことを知れて勉強になりました。
この研修で生まれた相互理解を第一歩として、今後旭区の高齢者が安心して在宅で生活ができるような、連携・協力体制が生まれていけばこれ以上の喜びはありません。今後とも多職種連携の為の窓口業務や研修会の企画をして参りますので、どうかよろしくお願いいたします。