コーディネーターの声
今こそ、「連携」を
更新日:2020/05/15
掲載日:2020/06/11
コロナウイルスを最初に知ったのは、昨年末の短いニュースでした。それが瞬く間に世界に広がり、新型コロナウイルス感染症は世界中で知られることとなりました。
1月末にはマスクが入手困難となり、2月にはクルーズ船内の感染が報道され、次々と会議、研修が無くなりました。3月からは学校が休校、リモートワーク、緊急事態宣言、飲食店等の営業自粛・・・これまでの当たり前の生活が姿を消しました。
こんな状況下で働く、医療と介護の皆様の苦労は計り知れないものでした。しかし新年度になっても会議も訪問もできず、コーディネーターとして何もできず忸怩たる思いでした。
とにかく皆様の現状を知りたい一心で、在宅医療・介護サービスの皆さんにアンケートを取らせていただきました。アンケートや電話での聞き取りでは、マスクや消毒液不足などの目に見えるものだけではなく、沢山の不安と戦いながら仕事を続けられている現場の声がありました。「医療と介護の連携」をいつも唱えながら肝心の時は何も約に立てないことを本当に申し訳なく思いました。
しかし、こんな経験をみすみす無駄にはできません。今こそ連携が必要な時です。皆様からのご意見やご提案を頂きながら、緊急時にこそ迅速に機能する連携を目指して努力していきたいと思います。今後もどうかご協力よろしくお願いいたします。
コーディネーター 北尾 法子